『義経』

第31回 「飛べ屋島へ」その2

恒例の(?)原作参照の巻。ちなみにその1ではサブタイトルを間違えて「飛べ屋島」と書き、その後慌てて訂正したのは秘密。 宮尾本 特になし。 村上本 渡辺学のことのついての記述があります。渡辺学及び渡辺党についてちょっと抜粋してみますね。 渡辺学は…

第31回 「飛べ屋島へ」その1

また妙なサブタイトルだし、本格的な戦は次回ということなのでだるだるな気分で見始めたんだけど……。今回って、実は今までの中で最高傑作なのでは? 源義経(滝沢秀明)と梶原景時(中尾彬)の対決シーン、双方とも迫力があり見ごたえがあったなー。これまで…

第30回 「忍び寄る魔の手」

「忍び寄る魔の手」って、なんだかすごいサブタイトル。 面白かったところ 後白河法皇(平幹二朗)の源義経(滝沢秀明)に対する篭絡ぶりがすごい。「母親の弔いをしたい」だとか、「争いのない平和な世を」とか、義経の弱点を突きまくりじゃないですか。良…

第27回 「一の谷の奇跡」その2

と言う訳で原作参照プラスアルファの巻。 宮尾本 特になし。宮尾本だと、題名が『平家物語』だけあって平家の描写が圧倒的に多いです。 村上本 鷲尾三郎の姉として、まごめが登場*1。原作では伊勢三郎と恋に落ちるのですが、ドラマを見ている限りどうやら駿…

第28回 「頼朝非情なり」その2

今日中に「その2」が今週分まで追いつくといいなあ。 宮尾本 特になし。平重衡の書状ネタなんて宮尾本に書いてあるかと思ったのに、ないもんだね。 村上本 特になし。……つまらーん!! カットされたシーン 『義経 (後編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)』のあ…

第29回 「母の遺言」その2

次回放送まで何とか間に合った。良かった。 宮尾本 「清盛死去後、時子が思わず『頼朝の首をわが墓前に供えよ』と言った」ネタは、宮尾本オリジナルみたいです。ただ、今回の「時子が明子に本当のことを言い、明子が時子を励ます」エピソードは宮尾本をざっ…

第29回 「母の遺言」その1

源氏側と平家側の話が分離していて見づらかった。そういえば、このドラマの初期もそんな感じだったなあ。 面白かったところ 源義経(滝沢秀明)が、後白河法皇(平幹二朗)や源頼朝(中井貴一)に翻弄されている様子は良く出ていたかと思う。 検非違使任官の…

第28回 「頼朝非情なり」その1

これって先週放送だったんだよね。1週間たつの早いなあ。 面白かったところ 木曽義高(富岡涼)処刑前に、源頼朝(中井貴一)が一晩迷う場面。うるさいナレーションが一切なく音楽も入れてなかったので、この時頼朝は何を考えていたんだろう、と色々想像で…

第27回 「一の谷の奇跡」その1

まだ一の谷の感想書いていない内から「タッキー 義経 美しい 一の谷」でいらっしゃった方がいて、「一応ここで『タッキー 義経 美しい 一の谷』と言っといた方がいいのかなー」と思ってたり思ってなかったりします。 面白かったところ タッキー義経のアクシ…

第26回 「修羅の道へ」その2

前回やったように(id:Mariner-S:20050629#p1)、原作の宮尾本&村上本の中から『義経』にどのように取り入れられたのか書いていこうかと思います。 宮尾本 特になし。 村上本 うーん、あえて言えばこれかな?↓ 義経(滝沢秀明)は、木曽義仲(小澤征悦)の…

第26回 「修羅の道へ」その1

うーん……2週間以上前の放送だったから、あんまり内容覚えていないんだよね。取りあえず感想を書きます。 良かったところ 上戸彩と石原さとみの共演そのもの。民放だとなかなか実現しなさそうだと思ったので。 義経(滝沢秀明)が静(石原さとみ)の笛の音を…

次回の『義経』はリアルタイムで見れなさそう

取りあえず『義経 (後編)』読んでにやにやしてまーす。

第25回 宮尾本と村上本を読みながら

今手元に原作の宮尾登美子『宮尾本 平家物語〈4〉玄武之巻』と裏原作の村上元三『源義経〈2〉 (人物文庫)』があるので、これらがドラマでどのようにアレンジされていたのかちょっとみていきます。私はこの時代に関わる軍記物や史料は読んでいないので、以下…

第25回 「義仲最期」

簡単に感想をまとめておきます。 良かったところ 宇治川の合戦がロケだったこと。ロケ、一の谷・壇ノ浦以外はなさそうだなーと思ってたので。 今井四郎兼平(古本新之輔)の最期が「太刀を口に加えて馬から飛び降りて自害する」だったこと。あんな危険なこと…

宮尾登美子 『義経』

義経作者: 宮尾登美子出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2004/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る2005年の大河ドラマが『義経』決まった後、宮尾さんが『義経』のために書いた本。源義経の生涯を、エッセー風に…

『義経(後編)』

早速買ってきました。はまぞうだと書影が出てこない…。義経 (後編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)作者: 宮尾登美子,金子成人出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2005/06/25メディア: ムック クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る厚さが『…

好調「義経」3者3様(朝日新聞)

今朝たまたま新聞を読んでたら、文化面に大河ドラマ『義経』ついて3人の識者からの批評がのってました。全体的に好意的な内容。この朝日新聞、去年やおととしは大河ドラマにあまりいい評価をしていなかった記憶があるので、ちょっとびっくりしました。要約…

第24回 「動乱の都」

うーん、一つ一つの場面を見る限りだと決して悪い出来ではないんだよー。木曾義仲(小澤征悦)と平知康 (草刈正雄)のやりとり、後白河法皇(平幹二朗)と丹後局(夏木マリ)の老獪さと狼狽振りとのギャップ、ヤギと化してしまった平宗盛(鶴見辰吾)等、今…

義経に強力助っ人!今井翼が那須与一に

今さらながら一応はってみる。 今井の出演は8月14日放送予定の第32話。 って書いてあるので、彼の出番はこの回だけなのかな。

第23回 「九郎と義仲」

義経(滝沢秀明)と義仲(小澤征悦)の対決シーン、そんなに悪くはなかったかな。義経と義仲の会話を通じて、「人は同じ夢を抱くとは限らない」ということが浮き彫りになったし、個人的に今までの義経の青臭い言動にはいらいらされっぱなしだったけど、義仲…

村上本と『義経』

日曜の日記で村上元三『源義経』に関して「裏原作」なんて適当なこと書いたら(id:Mariner-S:20050605#p2)、『夜盗虫の朝寝坊』さん(id:yotomusi:20050605#p4)・『Honey Garden of Sky 』さん(id:asamioto:20050606#p2)からツッコミトラバを頂いたので…

村上元三 『源義経』(2)

源義経〈2〉 (人物文庫)作者: 村上元三出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2004/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る大河ドラマ『義経』の裏原作、『源義経』の2巻目。奥州で日々を過ごしていた義経らが、頼朝のもとに馳せ参じ…

第22回 「宿命の上洛」

ふと思ったんだけど、「宿命の上洛」の主語は一体誰だったんだろう。平家はまだ都落ちしてないし…。なんだか今回は平家ばかり出ていてちっとも『義経』って感じじゃなかった。やっぱりあの予告は詐欺だよなー。けど、宗盛(鶴見辰吾)だけでなく、知盛(阿部…

第21回 「いざ出陣」

ここ最近、一つの回におけるシーンの数が減り、かつ無駄だと思えるエピソードも減ってきたので、見応えを感じる箇所が多くなってきた。あと義経主従の話より、その周辺のほうが面白いなあ。例えば梶原景時(中尾彬)の切れ者ぶりや、彼の台頭に焦る北条時政…

第20回 「鎌倉の人質」

戦に中々出させてもらえない義経(滝沢秀明)。そして同情を誘うかのようなナレーション。でも、別に義経のことをかわいそうだとは思わないんだよね。範頼(石原良純)や梶原景季(小栗旬)と仲良くやっているのを見てるからかなあ。今後のことを考えると、…

第19回 「兄へ物申す」

頼朝(中井貴一)が「九郎は一途だ」と、いまいち分かりにくい義経(滝沢秀明)の魅力を一言で言い表してくれたのが良かった。言われてみれば、鞍馬時代も奥州時代も、義経は思い立ったら後先考えずにすぐ行動してるし、人の発言に裏があることなんてこれっ…

第18回 「清盛死す」

以前『義経』に対して逆切れみたいなこと(id:Mariner-S:20050415#p2)書いてたら、次の回以降だんだんと自分の中で面白くなってきてて、あんな記事書かなきゃ良かった、と後悔。とはいえ、「呆れながらつっこむ」→「面白がりながらつっこむ」に進化した程度…

というわけで

最近『義経』の感想を書くのがきつくなってきました。本編を見ているだけでおなかいっぱい状態なのですが、主な理由として、 登場人物の思惑が見えない 話の取捨選択が良くない の2つかな。1.について。このドラマは大物俳優がたくさん出ていて見せ場を多…

第14回 「さらば奥州」

第14回で、義経がなぜ平泉を去ることにしたのか、以前書いた記事(id:Mariner-S:20050315#p1)を元に、質問―回答形式で列挙します。 なんで平泉を離れるの? 兄*1と共に戦いたかったから。兄が石橋山の戦いに敗れ、苦境に立たされている時こそ側にいたい。…

第14回 「さらば奥州」その1

個人的にウケたところを列挙。 アヴァンタイトルで、奮戦中の頼朝(中井貴一)が「ぎゃー!」と叫ぶ→唐突にOPへ 大庭景親(伊藤敏八)・大膳大夫信成(木村彰吾)?*1の濃ゆい顔 第12回でさくっと斬首されたのに、その後も回想やら亡霊やらでしつこく登…