第31回 「飛べ屋島へ」その2

恒例の(?)原作参照の巻。ちなみにその1ではサブタイトルを間違えて「飛べ屋島」と書き、その後慌てて訂正したのは秘密。


宮尾本

特になし。



村上本

  • 渡辺学のことのついての記述があります。渡辺学及び渡辺党についてちょっと抜粋してみますね。
    • 渡辺学は年のころ32・3。髭のある、男でも見とれるような美男。
    • 渡辺というところは、難波江の渡し口にある。
    • 渡辺一族は、嵯峨源氏であり、源頼光の四天王のひとり渡辺綱も、この一族から出た。
    • 諸国にうたわれた弓上手ばかりそろっている渡辺の党なので、保元平治両度の合戦や頼政の挙兵にも、それぞれ源平に分れて味方した武士が多かった。

だって。抜粋している本人もちゃんと分かってなかったりするのですが(汗)。ちなみに渡辺学を演じた人は松平健の付人だそうです。



いつも思うんだけど、『義経』は案外オリジナルエピソードが多くて、原作を読んでいてもなかなか元ネタが見つからないんだよね。元ネタが見つかっても、アレンジしている場合があるのも厄介。例えば、今回なら能子が常盤の死を知ってふさぎこむのは原作にはないし、鷲尾三郎・まごめが家来になる時期が原作とずれていたりする。原作とは違っていても面白ければいいんだけどね。

あー、アップするのが遅くなってしまった。次回はもうちょっと早く書こう。