これって先週放送だったんだよね。1週間たつの早いなあ。
面白かったところ
- 木曽義高(富岡涼)処刑前に、源頼朝(中井貴一)が一晩迷う場面。うるさいナレーションが一切なく音楽も入れてなかったので、この時頼朝は何を考えていたんだろう、と色々想像できるような演出の仕方が良かった。というか、主役にもこういう場面を入れてやってください。。。
- 義高処刑後に大姫(野口真緒)が「義高様義高様義高様」と言うのがなにやら怖かった。大姫、また出てくるかな?
微妙だったところ
- 頼朝と平重衡(細川茂樹)の対面。重衡の態度自体は立派で良かったんだけど、いかんせんそれ以前の描写が薄くて、あまり思い入れのないままで終わってしまった。
- 今回は頼朝の内面ばっかり掘り下げられていたような。主役は義経なのに、こんなに頼朝の言い分ばかり時間を費やしてよいのだろうか、と思った。
- 平家方の人って、義経(滝沢秀明)の情にすがり過ぎな気がして、どうなのかと。このドラマの設定では義経は一時期平家方に引き取られたのだから、情にもろい平家が義経に頼るのは仕方のないことなのかな…。
がっかりしたところ
- 大姫の侍女、ぺらぺらしゃべりすぎ。侍女失格。
- 北条政子(財前直見)の人物像がころころかわりすぎなのはいかがなものなのかと。
放送前はなぜ義経をわざわざ鎌倉へ帰らせるのか疑問だったんだけど、義経と頼朝との考え方の違いを出すためだったのか。遠隔地で対立していても迫力がないので、この演出は悪くはないと思った。
あと、義経と頼朝はこれまでも何回か対話をしているけど、頼朝は自分の意見を義経に押し付けてばっかりだし*1、義経も自分の意見をはっきりとは頼朝に言ってないんだよね。しかも、お互いがお互いの悩む姿を見ていないから、相手の気持ちなど分かるはずもない。大河ドラマ『義経』的には、二人がもっとまともに対話していたら、すれ違いがおこらなかったのかもしれないなーと、今週放送分も見て思いました。