第２７回 「一の谷の奇跡」その１

まだ一の谷の感想書いていない内から「タッキー　義経　美しい　一の谷」でいらっしゃった方がいて、「一応ここで『タッキー　義経　美しい　一の谷』と言っといた方がいいのかなー」と思ってたり思ってなかったりします。

面白かったところ

• タッキー義経のアクション。鎧をつけながらあんなに身軽に動けるなんてすごいよ。初めてタッキーが義経役で良かった、と思いました。なんで自ら馬を下りて戦うんだろうとかなんで動きが時々スローモーになるんだろう、と突っ込みたくなったけど、それらを差し引いてもなかなか良かったな、と。
• 三草山の戦いで弁慶（松平健）が楽しげにリズムを刻んでいたけど、あれってサンバのリズムだよね。ちょっとウケた。
• 平資盛（小泉孝太郎）が今までで一番しゃべったこと。

微妙だったところ

• アクション以外で「義経＝スーパーヒーロ」だとは思えなかったこと。義経の発想に郎党以外の人が驚いている感じがあまりしなかったので、義経の発想が特別なものだとは感じなかったんだよね。むしろ平家が負けるべくして負けた、という印象を受ける。
• 伊勢三郎（南原清隆）と駿河次郎（うじきつよし）を偵察に出したのは良かったんだけど、出来れば前回からお仕事してほしかったなー、と。

がっかりしたところ

• 鵯越の逆落としを義経が決断する時に白馬が出てきたのが意味不明なところ。黛りんたろうＤ曰く「天の啓示」だそうですが、凡人の私にはとてもそんな発想できません。
• 義経を狙ったにもかかわらずあっさり捕まる平重衡（細川茂樹）。思わずテレビの前で「よわっっっ！」って叫んでしまった。
• 一の谷までの前振りが弱くて、いまいち盛り上がれなかったこと。

この回の事に触れているブログを色々回ってみたんだけど、かなり多くの方が「なんで平敦盛が出ないんだ！」と言ってて、みんな敦盛好きなんだなーとびっくりした。敦盛のエピソードは感動的だとは思うけど、今までこの大河で平敦盛も熊谷直実も出てこなかったんだし、この回で彼らを投入したら彼らだけこのドラマから浮くと思うんだけどなあ。それに、ただでさえ平家方の面子は一部を除いて没個性過ぎるから、ここで敦盛を出すよりは今いる出演者を有効に活用してほしいな。まあ、このドラマが『平家物語』だったらまた話が違うと思うけど。