第28回 「頼朝非情なり」その2

今日中に「その2」が今週分まで追いつくといいなあ。


宮尾本

特になし。平重衡の書状ネタなんて宮尾本に書いてあるかと思ったのに、ないもんだね。

村上本

特になし。……つまらーん!!

カットされたシーン

義経 (後編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)』のあらすじを読んで、ドラマではカットされた会話を発見。以下、ムック本からの写し。ちなみに重衡が鎌倉に送られる途中、駿河国での義経と重衡との会話で、太字がカットされた台詞です。

 「重衡殿は、私をお恨みですか?」
 「恨む? 恨んでおいでかどうか、聞きたいのは某でござる。叔父の忠度殿をはじめ、我ら一門の首を都大路に引き回し、獄舎の脇に晒させたのは九郎殿と聞いた」
 「はい……なれど、恨みのうえのことではございませぬ。しかしながら源氏の武士として戦わねばならぬのなら、戦う己の心を駆り立てなければなりませぬ。鎌倉殿の目指されぬ源氏の世のためにも、平家には滅んでもらわねばなりませぬ」
 「……あのころ、私にも弟が出来たと思うていた」
 「それは、私も……知盛様、重衡様を兄様だと……平家に恨みがあって戦に臨めたら、どれほど心易かったかと、今つくづく思いまする」
 「……宿命じゃな」

義経ひどっっ。重衡の目の前で「平家には滅んでもらわないとー」なんて言って、重衡が「はい滅んでもらいます」なんて気の利いた返事をすると思ってるのか! なんつー性格の悪い子だ。こんな会話がドラマに出なくて本当によかったよ。