というわけで

最近『義経』の感想を書くのがきつくなってきました。本編を見ているだけでおなかいっぱい状態なのですが、主な理由として、

  1. 登場人物の思惑が見えない
  2. 話の取捨選択が良くない

の2つかな。

1.について。このドラマは大物俳優がたくさん出ていて見せ場を多くつくろうとしているけれども、いかんせん登場人物があまりに多く、さばききれていないので、結果的にどこの描写も中途半端になっていて、「この人はこういう考えなんだな」と分かる登場人物がほとんどいない。というか、主役御一行様が一番分かりづらい…。あと、細川茂樹とか夏川結衣とか、それなりに有名な人がセリフをほとんど言わないのを見ると、役者の無駄遣いに思える。

2.。これは1.とも絡むんだけど、登場人物が多いのに加えて、登場人物にまつわるエピソードを全部投入しようとしているんだけど、エピソードとエピソードのつなぎ方が悪いのか、話がぶつ切りになっている。さらに、ここのところ話の展開が早いせいなのか、重要人物にまつわるエピソードをナレーションで済ませてしまっている。エピソードから何らかのカタルシスを味わいたいのに、見終わったら何一つ覚えていないんだよね。

そういうわけで、ここのところ『義経』、脳内補完しながら見ています。脳内補完も一つや二つならいいんですが、これがいくつもあるのがつらい。見終わると体力が消耗して、書く気がなくなってしまうのです。感想書くなら楽しい気持ちで書きたいし。


個人的に木曾パートが楽しみなのと、これからの合戦シーンにも期待しているので、『義経』自体はこれからも見続けますが、そういうわけでしばらく感想書きはリタイアさせていただきます。また八艘飛び辺りでお会いしましょう。それでは。