第25回 宮尾本と村上本を読みながら

今手元に原作の宮尾登美子宮尾本 平家物語〈4〉玄武之巻』と裏原作の村上元三源義経〈2〉 (人物文庫)』があるので、これらがドラマでどのようにアレンジされていたのかちょっとみていきます。私はこの時代に関わる軍記物や史料は読んでいないので、以下にあげるネタが既に軍記物や史料に出ていれば、そのことを教えていただけるとありがたいです。


宮尾本

特になし。というか、宮尾本だともう最終巻に入っているんだね。


村上本

宇治川の合戦後、都で吉次やあかねに再会。*1以上。

これにて終わり……って、これだけじゃああんまりなので、

おまけ

1.『夜盗虫の朝寝坊』さん(id:yotomusi:20050622#p7)での、「『任子』=藤原基房?」の件ですが、これは宮尾本に

 そればかりか、前関白藤原基房の姫任子が美しい容姿であるという評判を聞き、押しかけ聟のかたちで任子を奪い取ってしまった。

とあるので、どうやら宮尾本が元ネタのようです。史実だと「伊子」なのかあ。
2.第24回のサブタイトルは「動乱の都」でしたが、村上本でも「動乱の都」という章があります。でも、村上本だと宇治川の戦いの後になってる。

改めて思うのですが、どのブロガーさんも知識をたくさん持っていてすごいな〜。私はドラマについていくだけで精一杯だ。。。

*1:ただし、村上本では屏風の話は出てこない。