『炎立つ』

第3部感想

第3部を見る前は「第1・2部は良かったけど、第3部は…」みたいな意見をちらほら見掛けていたので結構不安でした。実際、特に最初の方は義経と弁慶はひどい演技力だっただし、薫子は見境なく動くし、橘似と弁慶のカップルをみるとこちらがむず痒くなってく…

最終回 「楽土・平泉」

泰衡も、国衡も、基成も、そして秀衡も間違いなく平泉に惚れていた。でも、惚れ込み方が個人個人で違っていて、それゆえに衝突も起こったし、結果として、平泉が滅びる一因となってしまった。誰の言うことが正しかったのか、それは時代が決めることだと思う…

第14回 「泰衡の覚悟」

おいおい、泰衡さんこんな時期に鎌倉に行くなよー。泰衡がいない間に平泉に何かあったらエライことになるし、第一鎌倉に行く暇なんてないだろうに…。でも、泰衡が頼義と頼時のエピソードを持ち出したのは良かった。「そういえば、こんなシーン前にもあったな…

第13回 「秀衡逝く」

秀衡が倒れてみんなが動揺するところをみると、秀衡は平泉にとって精神的な支えだったんだな、と改めて実感。 秀衡が臨終するところ、『北条時宗』で時頼が3人の息子に遺言を伝えるシーンを思いだしました。そういえば渡辺謙はあちらにも出てましたね。あの…

第12回 「基成の怒り」

基成は怒っているというより拗ねている気がした。なんだかんだと色々理由をつけているけど、要は「今まで平泉が繁栄したのは身共の力あってこそなのに、こういう存亡の危機に身共を重用しないとは何事か!」ってことなのでは? 衣川の館に引っ込んだのも、秀…

第11回  「約束の剣」

頼朝に追われ、平泉まで逃げてきた義経の態度が従容としているのがよかった。逃亡している内に世間知らずなだけじゃ生きていけない、ということが自然に身についたんでしょうね。やっと年齢に中身が追い付いて、ほっとしました。 薫子は……この期に及んで私情…

第10回 「義経追討」

第3部で好きなところは、泰衡・秀衡・国衡・基成の考えが見事に一致していないこと。周りが平和ならある程度生き残りへの道も絞れてくるだろうけど、すぐそこに脅威が迫っているのにベストだと思える策が見つからず、なかなか一枚岩になれないのが現実味が…

第9回 「兄弟の宿命」

たった1話で一の谷、屋島、壇ノ浦とすっ飛ばし方がすごい。予算が尽きたのか、戦のシーンは義経のアップと過去の大河ドラマから流用したと思しき映像でごまかしているのが泣けてくる。 それにしても、義経の「火矢を射ろー!」、しばらく何言ってるのか分か…

第8回 「兄と妹」

義経は奥州の面々と「もう会わぬ」と言ってたけど、結局再会するんだよね。義経は泣いていたけれど、感動すべきなのか分からずに戸惑ってしまった。 どうも第3部は奥州と源氏との因縁をあまり感じさせないのだけど、これから盛り上がっていくのかな。

第7回 「泰衡、京へ」

中盤で主人公を諸国漫遊させるなんて、やることなくて暇なのかな。 平清盛が死んで世の中の動きが大きく変わりそうな気配が漂っているけど、まだ平泉に直接火の粉が降りかかるわけではないので、話が進んでいるようで進んでないなー。ちょっとだれ気味です。

第6回「秀衡動かず」

新羅義光のエピソードがかなり強調されていたけれど、だったら第2部で彼のことを義家のセリフで済ませずに劇中で彼をちゃんと登場させていれば、もっと心に来るものがあったのに…。 今回は、秀衡・泰衡・頼朝のそれぞれの思惑がすれ違って、久々に見ごたえ…

第5回 「頼朝挙兵」

義経と薫子がくっつきました。外であんなことやこんなことして楽しそうですね。でも、頼朝挙兵のことを耳にした義経は兄のもとに駆けつけたがっていたので、しばしのお別れですね。 次回は秀衡と義経の駆け引きが見物かな。

第4回 「泰衡の決意」

鹿ケ谷の陰謀のお話がメイン。「へいし、へいし」が耳から離れない(苦笑)。 泰衡は徐々にこれからの奥州のあり方について考え始めています。もっとも、成長の速度が緩やかなので、泰衡の個性が埋没しがちだなーと思う。

第3回 「愛のかたち」

今回は泰衡の嫁取り話。いままで秀衡や基成にあまり自分の意見を言えなかった泰衡でしたが、嫁を選ぶときに自分の意思を表明することができ、少しだけ精神的に成長しました。でも、亜古耶は身分の低い人だから、あの中にいると肩身の狭い思いをしそう。 薫子…

第2回 「義経、平泉へ」

……。 …………。 ……………………。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。ご、五条大橋のシーンを見て、め、眩暈が…。

第3部 「黄金楽土」 第1回 「父と子」

歴史的になじみがある第3部。確か本放送とほぼ同時期に同じNHKで『人形劇 平家物語』がやっていたんでしたっけ。キャストが一部かぶっていてちょっと混乱した覚えがあります。 OP前は第1・2部の解説、OP後は第2部から第3部への歴史の流れの解説…

最終回 「楽土への道」

今回は合戦終了前後から金色堂落成まで約40年。1回でこんなに飛ばした展開は大河史上初では(笑)。 義家の悪口雑言、よくもこんなに思いつくな、と感心してしまった。思いつくかぎりの悪口を全て吐き出したって感じだった。それにしても「京に近い宿」っ…

第7回 「後三年の合戦」

目の前で文字どうり妻子を見殺しにした清衡。鬼になったね。 家衡はやっぱり将としての器はなかったね。兵糧攻めに合っているのに自分だけあんなにご飯を食べたら、そりゃあ反感買うよ。

第6回 「兄と弟」

義家も秀武も出ない、家衡は死んでしまった、果たして楽しめるのだろうか、と心配していましたが、ふたを開けてみればこの回最高じゃないですか!清衡と家衡が囲碁をするシーンは本当に鳥肌ものでした。兄弟仲良くしているように見えて、実は腹の探り合いを…

第5回 「清原分断の罠」

義家に「化物」と呼ばれた真衡でしたが、最後まで化物っぷりを発揮してくれました。いったんは事切れたかと思ってたのに、再び立ち上がって雑兵を一人斬り兵藤正経らに襲い掛かろうとしたところは、ゾンビのようで怖かった。倒れる時に目が寄り目になってた…

第4回 「清衡の反乱」

それぞれの思惑から策を練っていたこの回。視聴中は頭が働いていないので状況があまり理解できないぞー。 とりあえず整理すると、 ・真衡はあえて成衡と岐巳を人質にさせる(国府の軍を味方に引き入れるため) ・家衡は清衡に罪を着せるため、清衡に真衡の館…

第3回 「亀裂」

てっきり今回で戦が始まるかと思って見てたから、ちょっと拍子抜け。 今回、真衡は彼なりの信念を述べていていったんは同情しかけたんだけど、「金のゴミ」のインパクトが強すぎて全てどうでも良くなりました(笑)。 結有が「岐巳殿がここに来ても頭がおか…

第2回 「策略」

真衡、子がない状況をどう乗り切ると思ったら、なんと夫婦養子とは! 「父上の了解を得た」と言っていますが、あなたが言うとうそ臭く聞こえます。 トヨエツ家衡はいつもの「トヨエツ」じゃない役柄なので珍しいものを見た気分です。 貴梨・澪丸・茜の出てく…

第2部 「冥き稲妻」 第1回 「母子の契り」*1

冒頭は「3分で分かる第1部」。ほんの少しだけですが第1〜4話に触れていて嬉しい。 主人公である清衡の設定がいいですね。一見穏やかそうだけど内に復讐心を秘めていて、清原一族はもちろんのこと、家衡もためらいもなくつぶそうとしている。単なる善人で…

最終回 「厨川落城」

経清の鋸引きシーン、10年前に見たときは思わず顔を背けた覚えがあります。今見ると思ったよりもグロくはなかったけど、経清の目の見開き方と口から出るどす黒い血を見て、鋸引きの刑ってやっぱり痛いんだな、残酷なんだなというのが十分に伝わってきまし…

第11回 「血戦」

流麗が死んだとたん瑞乃の態度豹変振りに笑った。分かりやすい人だ。 余談ですが、この回は一度録画したのですがどうも映像が飛んでしまって見づらく、日曜日にいったんこれを消去してもう一度録画しようとしたんです。で、うちのケーブルTVの番組表には第…

第10回 「衣川撤退」*3

やばい、1週間前のことだから内容があんまり思い出せない…。 とりあえず、流麗が密通したという事実より、経清が裏切ったという状況証拠の方が多かったですね。これじゃ疑われても無理ないなー。

第9回 「密通」

流麗の行動に疑問。そりゃあ、自分の子千代丸を差し置いて紗羅に「清丸は将来陸奥を統べる者になる」と言われたら不安になるだろうし、千代丸に清丸を近づけたくなくなる気持ちも分かる。だからといって、敵方である義家と密通するのはちょっとぶっ飛んでる…

第8回 「黄海の戦い」

頼時退場。まさか不意に襲われてしまうとは思わなかったので、ちょっとびっくりしました。 今日のハイライトは、なんと言っても経清が頼義を見逃すところですね。経清、良くも悪くも人が良すぎるよ〜。しかし頼義、経清に命を救われたにもかかわらず、「おの…

第7回 「経清決断」

経清がどちらにつくか優柔不断な態度を見せていたのに違和感。今回は経清に「頼義側に一緒につこう」と説得した当の永衡が惨殺されてしまいました。永衡自身の人柄は良かったのに、立場が立場だけにいいようにこき使われてしまったんだね。しかも、頼義側の…