第2部 「冥き稲妻」 第1回 「母子の契り」*1

冒頭は「3分で分かる第1部」。ほんの少しだけですが第1〜4話に触れていて嬉しい。
主人公である清衡の設定がいいですね。一見穏やかそうだけど内に復讐心を秘めていて、清原一族はもちろんのこと、家衡もためらいもなくつぶそうとしている。単なる善人ではないので好感が持てます。こういう人を敵に回すのが一番危険だと思う。
あと清衡を取り巻く環境がすさまじすぎる。幼くして父や親族を敵に滅ぼされ、やっと母と再会したと思ったら母は憎き清原一族と結ばれ、知らぬ間に敵方の血を引いた弟が産まれていて、挙句の果てに母は自分以上に弟をかわいがる。ぐれずに育ったのは奇跡的。
真衡は人を小ばかにしていてすごいむかつく(笑)。萩原流行、いい仕事をしています。