第3部感想

第3部を見る前は「第1・2部は良かったけど、第3部は…」みたいな意見をちらほら見掛けていたので結構不安でした。実際、特に最初の方は義経と弁慶はひどい演技力だっただし、薫子は見境なく動くし、橘似と弁慶のカップルをみるとこちらがむず痒くなってくるし、何よりドラマの進み具合が遅くてなんだかなーと思ってました。
でも、後半になって義経も弁慶も見慣れてきたし、ラストに向けてテンポがアップしてきて、第3部いいかも! と思いました。
第3部の評価が悪いのは、「頭を使う」から、というのはあると思う。第1・2部はなにかと戦をしてきたけど、第3部はどちらかと言えば政治や謀略がらみの話中心で、派手さがない。だから、第1・2部からの流れで見ると、第3部はつまらない、と感じても無理はないかな、と。
後、原作の遅れも致命的。原作が間に合っていればこのドラマはもっと良くなったのに、と思う時が何度もあった。そのせいかどうか分からないけど、演出のチェックも甘く、安元3年が1171年と表示されていたり*1、ある役者さんがおもいっきり「ふいんき」と言った時は、このドラマ大丈夫なのかよー、と本気で心配しました。
なんだか肯定しているのか否定しているのかさっぱり分からなくなりましたが、一つ言えることとして、第3部の良し悪しは、最後まできちんと全部見て判断してほしいな、と思います。個人的には、最後の2、3話のために最初から見ても損はしない…かも(どっちだよ)。

*1:正しくは1177年