最終回 「厨川落城」

経清の鋸引きシーン、10年前に見たときは思わず顔を背けた覚えがあります。今見ると思ったよりもグロくはなかったけど、経清の目の見開き方と口から出るどす黒い血を見て、鋸引きの刑ってやっぱり痛いんだな、残酷なんだなというのが十分に伝わってきました。
とりあえず第1部が終わったので、ここまでのまとめ的感想をば。


一般的には第1部の評価が高いようですが、個人的には第1部は全体的にあまり好きではありませんでした。経清・安倍側がほぼ「男が男にほれる」人物像となっていて、非の打ち所のないように描かれていたのがものすごく引っかかった。このドラマでは安倍側は一方的に攻められる立場になってきたけど、ひねくれ者の私は「絶対安倍側だって悪事をしているよ」と勘繰りながら見ていました。なので、私は「おのれ経清!」とのたまう頼義じいさんと、清原一族に軽くあしらわれ、「流麗どのー」と叫ぶ義家親子に萌えていました。途中から見たからこういう感想が出るのかもしれないけれど。