第10回 「義経追討」

第3部で好きなところは、泰衡・秀衡・国衡・基成の考えが見事に一致していないこと。周りが平和ならある程度生き残りへの道も絞れてくるだろうけど、すぐそこに脅威が迫っているのにベストだと思える策が見つからず、なかなか一枚岩になれないのが現実味があるな、と思います。
国衡が二言目に「戦じゃ、戦じゃ」というのがほほえましいな。国衡は泰衡には色々と含むところがあるけれど、思考が単純なのが救われる。もし国衡が屈折した性格だったら、このドラマはもう少し暗い雰囲気になっていたかもしれない。