第6回「秀衡動かず」

新羅義光のエピソードがかなり強調されていたけれど、だったら第2部で彼のことを義家のセリフで済ませずに劇中で彼をちゃんと登場させていれば、もっと心に来るものがあったのに…。
今回は、秀衡・泰衡・頼朝のそれぞれの思惑がすれ違って、久々に見ごたえがありました。特に、秀衡と泰衡は真っ向から対立していて、これからどんどん面白くなるかも、という予感がしました。
秀衡はもう何十年も内裏に対してのらりくらりとした策を弄し、それで今まで生き残ってきたから、これからもこういう策で通せる自信があるんだろうね。でも、頼朝の方が一枚上手そう。泰衡には策らしい策はないけど、シンプルすぎて頼朝には予測できない気がする。