第3部 「黄金楽土」 第1回 「父と子」

歴史的になじみがある第3部。確か本放送とほぼ同時期に同じNHKで『人形劇 平家物語』がやっていたんでしたっけ。キャストが一部かぶっていてちょっと混乱した覚えがあります。
OP前は第1・2部の解説、OP後は第2部から第3部への歴史の流れの解説と、合わせて7分ぐらいの説明。第1・2部の解説は今まで番組を見ていなかった人にとって必要だし、第2部のラストから第3部まで半世紀ぐらい時が流れているので、これも説明はいると思う。でも、藤原基衡の話がナレーションで終わってしまったことと、当然のことながら第1・2部に出ていた登場人物が第3部には一人も出ていないこともあって、なんか第3部は『炎立つ』ではなく別の物語のような気がしてならない。経清、清衡のことがすでに「歴史」のこととして語られていて、今まで「ドラマ」として彼らの話を見ていた私は少し寂しく感じました。後、ちゃっかり源義家のことが絵巻物になっていて「おい、こら」と思ったり(笑)。

泰衡は都にあこがれる青年として書かれていましたね。経清、清衡とは対照的で、100年立つと奥州の気風も変わるもんだな、と思いました。