10〜12月に見たドラマ

10〜12月は結構ドラマを見た気がしたので、せっかくなので感想を書いてみようかと。


『大奥〜華の乱〜』

ほぼ全話見てた。実はこのシリーズを見るのは初めてで期待してたんだけど、「あれ〜、こんなもん!?」という印象。時専で昔の大奥のCM見たことがあるんだけど、折檻があったり陰湿ないじめがあったりと、ノリが昼ドラに近かったので、05年版大奥はドロドロさが足りないという意味で私が期待していたのとは少し違ってました。ちなみに30日放送のSPは、存在自体を忘れてたので見てません。


野ブタ。をプロデュース

主人公3人(修二・彰・信子)の何らかの要素を誰もがみな持っているような気がして、そういうところを楽しんでみてました。こういうメッセージ性の強いドラマ、自分が高校生の時にあったらなー、といつも思ってました。ただ、前半であれほど転落への予兆を煽っていたのに、実際はそうでもなかったのでその点は物足りなかったなー。原作も読んでみたけど、原作とドラマとでは主題が全然違ってて、その相違が面白かった。




あれ、こんなもん!? そうか、録画生活に追われてろくに見てなかったからか……。

総集編スペシャル第3部 「英雄伝説」

第3部は、第32回から最終回まで。


アバンタイトル

タッキーと義経滝沢秀明)の会話。タッキーが「これは悲劇なのか?」の問いかけに対し、義経の答えは「まさか」。い、意味分からん。


感想

第3部も義経中心。前半は壇ノ浦、後半はしずやしず・安宅の関を中心に魅せてくれました。平家関連は「主上すり替え」話が申し訳程度に出てたぐらいで、壇ノ浦以降はほぼカット。平宗盛鶴見辰吾)・重衡(細川茂樹)処刑がカットされたのは少しショックだったけど、総集編なので仕方がないですね。あんなに時間を割いた腰越状関連は、たった5分で終わらせることの出来る話だったんだね…。頼朝が義経を「試す」話もカットされていたので、頼朝(中井貴一)は本編より悪役に見えてしまったけど、余計なやり取りがない分、総集編の方が話の筋が通っている気がした。

ただ、ラストはあまり良くなかった。本編最終回と同様、京の愉快な仲間達が出てくるのは蛇足だと思った。第2部では京の仲間の場面が皆無だったので、なんで締めが彼らなのかが余計わかりにくくなってしまった。じゃあ誰が締めればいいのか、と言われると困ってしまうんだけど。

義経自害の時の屋根破壊は、総集編にもそのまま出てた。あれ、どうしても入れたかったんだろうか。まあ、あそこまで突き抜けられてしまうとかえって面白いから別にいいけど。あと、立ち往生は何度見ても別の意味で泣けてくる…。

『河井継之助 〜駆け抜けた蒼龍〜』

日テレ「ドラマコンプレックス」枠のドラマ。


2時間半ということもあって、なんだか大河ドラマの総集編を見た気分になってしまったけど、こんなもんなのかなあ。話を詰め込みすぎていたため、見ていて疲れてしまった。どこかに焦点を当てればもっと面白くなったかもしれない。

坂本竜馬唐沢寿明)がただのにぎやかし程度の扱いだったのに驚いた。河井継之助中村勘三郎)は竜馬に感化されたわけでもない*1。かといって、薩長同盟以外で竜馬を気にかけるわけでもない。結局竜馬のドラマ内における役割が良く分からなってしまって、もったいないと思った。

松蔵役の荒川良々は、要所要所で出てきておいしかった。EDのクレジットは五十音順の表記だったから、彼の名前が一番最初に出てきてびっくりした。

*1:それどころか、初対面で竜馬を言い負かしている

総集編スペシャル第2部 「軍神降臨」

第2部は、第15回から第31回まで。


感想

相変わらず素晴らしい編集です。サブタイ通り、源義経滝沢秀明)に軍神が降りてきているように見えた。本編では「なんて弱弱しい義経なんだ」と思ってたのに、不思議。
そうそう、平家のシーンがばっさりカットされてるんだよね。平宗盛鶴見辰吾)が鎧を無理やり奪う話だとか、平維盛賀集利樹)が精神的に追い詰められる話だとか、そういう面白い話は総集編では一切出てこない。でも、こうしてみて見ると、なんかすっきりする。やっぱり主役は義経だからね。本編よりも義経の物語を楽しんでるよ。


あと、劇中でよくOPのロングバージョンを流していたことに気が付いた。OPはここぞという場面で流して欲しいし、第一曲自体が場面に合ってない。OPの使いどころを間違えていると思った。