第35回 「決戦・ 壇ノ浦」その2

一旦全部書いたのに、間違えて削除しちゃった。うううっ。


宮尾本

  • 原作の流れは、(時子、主上取りかえ発表と同時に、万が一の時にはニセ主上と最期を共にすると宣言)→矢合わせ→あっという間に潮の流れが変わる→時子入水→ニセ親王発見→知盛入水、の順。なのでドラマとは構成が違っています。
  • ドラマでは時子に船を下りるよう命ぜられるが、平家の人間としての覚悟を見せ、ニセ親王を守る能子。それに対し、原作では密かに時子らが、能子は亡き大相国の娘、義経の妹御だからこそ生き継いでほしい、と画策。何も知らない能子は命じられるがままにニセ親王のおそば近くの役を申し渡されている。ドラマのほうが能子を意思のある人として描いているようです。
  • 原作では時子らがニセ親王のいる御座船に合流するシーンはない。これはドラマオリジナルなのかな。このシーンが今回で一番不可解な行動だったんだけれど……。
  • ニセ親王発見後、能子が「お呪い」と称し、ニセ親王に白い布をかけて身の安全を確保するところ。ちなみにこれを見ていた明子はおおよその事情が判り、能子と後に固い絆が結ばれたんだって。

村上本

義経、先陣を三浦義澄に命じるところ。三浦義澄はドラマでは今回が初登場だったんだっけ。原作ではもう少し前から出てきています。