時代劇専門チャンネルで『利家とまつ』を見る
リアルタイムではちゃんと見たことがないので、今回の時専の再放送で見てみたのだけど…。これ、色々な意味ですごいね。突っ込みどころ満載すぎる。取りあえず簡単にメモ。
- 『利家とまつ』に出てくる人物は総じて頭が悪すぎる。→だからまつ(松嶋菜々子)が少しでも賢そうなことを言うとあんなに持ち上げられる。
- タイトルが『利家とまつ』なのに、利家とまつの描写の比重が4:6〜3:7になっている。
- 前田利家(唐沢寿明)、ぼんやりしすぎ。これじゃあナンバー2にすらなれない。。。
- まつの持ち上げ方が無理やりすぎて笑える。周囲の人から「まつ殿は美しい」と連呼されたり、「まつ殿の作る味噌汁は、はる(天海祐希)殿より上手い」とか言われてるんだけど、まつの人格と一体何の関係があるのだろう。
- 信長(反町隆史)の家臣のほとんどはまつと利家を引き立てるためにしか存在していない。
- まつの決め台詞「私にお任せくださりませ」もしつこい*1が、利家が秀吉(香川照之)に対して言う「真の友」も鼻につく。このドラマの利家はどう考えても秀吉にだまされまくっていて、ちっとも「真の友」な関係を感じさせないのだが。
- 柴田勝家(松平健)曰く、「美しい男≠手柄を立てる」そうで。で、利家は美しい男らしいんだけど、彼のどういうところが美しいのやら。このドラマを見ている限り、利家は律義者だとも思わないしなー。
- 佐々成政(山口祐一郎)の出番が思ったよりも少ない。井戸端会議に時間を費やすぐらいなら、もっと彼に出番を…。
- というか、「歴史ドラマ」を作ろうとすらしてないだろー。合戦はアヴァンタイトルでとっとと済ましちゃうし。
- でもなんだかんだいって楽しんでみてる。何といってもこのB級感がたまらん!!
*1:しかも、「お任せくださりませ」というくせに実行するのは利家なんだけど