第2回 「わが父清盛」

今若と乙若はあれっきりでフェードアウトなのかな。気になる。

義経と清盛の関係を父子に見立てる」という設定はこのドラマオリジナルらしく、後々無理が生じないかな、と不安になりながら見ていたけど、今回はその設定を平宗盛の屈折した性格と絡めていて、まずは上手くいったなー、と思いました。というか、宗盛に好印象。他の兄弟がそれなりに優秀であるのに対し、凡庸で陰陽師のことで父に叱責されてしまい、しかも牛若をやたらとかわいがる父を見て「自分は父に嫌われているのではないのか」と思い込む宗盛。そのだめだめさに共感しちゃうんだよね。でも、さすがに「こいつはだめなやつ」一点張りだと宗盛に救いがないので、どこか人間味のあるところも見たいな。

引っかかったのは、今回の内容が平家一門内のことに終始して、政治的な動きがまったく見えなかったこと。そこらへんは来週以降見せてくれるのかな。

で、肝心の牛若についてなんだけど、屏風のシーンで堂々とした受け答えをしたときに「空気の読めないやつめ」と思ってしまった。牛若さんすんません。