総集編スペシャル第１部 「義経誕生」

第1部は第1回から14回まで。サブタイトル変わったんだね。こっちのほうがかっこいい。

アバンタイトル

滝沢秀明の目の前に、源義経（滝沢秀明）が。すれ違いざまに義経はタッキーの腕をつかみ、微笑む。どうやら「滝沢秀明の前世は源義経なんだよ」と言いたいらしい。『オーラの泉』かよ！

OP

うおおおー、こうしてみると『義経』って本当に出演者が多かったし豪華キャストだったんだね。白馬が滝から出てくる映像になってもまだ10人ほど出演者が表示されてなくて、スタッフのクレジットが入りきらないんじゃないかとヒヤヒヤした。

感想

あれ、『義経』ってこんなに面白かったっけ？？

総集編なので大筋しか出てこないんだけど、素材自体がいいのか、それだけでも充分面白い。しかも、細部についてあれこれ想像を膨らます余地のあるストーリーになってるんだよね。五条大橋や平清盛（渡哲也）・常盤（稲森いずみ）との別れといった見せ場に時間を割いているのも良かった。正直言って、本編を見ていた時よりも10倍楽しめました。

『義経』は義経らの心理や、史実を超えた想像・創作といった細かい描写に力を入れていたと思うんだけど、結局その細部に魅力がなかったんだな、ということをで改めて認識。細部といっても、何について思い悩んでいるのかさっぱり分からなかったり、くだらないことで時間をかけてたりと、これじゃあね……。素材の魅力を削ぐような創作をしてどうする！？　細部がぶった切られているので、義経が挙兵する理由とか清盛の性格とかが本編とは微妙に違うんだけど、メリハリがある分、総集編の方が断然いい！　

あと、総集編でも大量の桜吹雪やムササビ襲来が出てきてたけど、今となってはそんなに違和感を感じない。「ああ、過剰演出だな」と思う程度だった。最終回の屋根爆発があらゆる意味で衝撃的だったからなあ…。耐性が出来たんだ、きっと。

という訳で、第2・3部にも期待大。