第47回 「安宅の関」

フィーチャリング弁慶の回。弁慶は逸話がたくさんあっておいしいなーと思いました。

加賀国到着

たまたま泊まった木こりの家で、源義経滝沢秀明)らは巴(小池栄子)と再会。巴がものすごく柔らかい表情をしててびっくりした。ただ、義経が「木曽義高を守る」という約束を守れなかった、という話は出なかったのは何故だろう。結局義高も使い捨てかよ、と思ってしまう。
その後、義経らは互いの夢を語り合うんだけど、巴の幸せそうな姿を見て夢を話す、という流れが、ほのぼのしてて良かった。郎党がらみの話でこんなにいい、と思えたのはいつ以来だろう。この場に佐藤兄弟がいないのが寂しいね。でも、やっぱり「奥州で新しき国を作る」発言はいただけないなあ。というか、「新しき国」という言葉が不適切なのかな。郎党の話を聞く限り、どうも「新しき国」=理想の家族、だし。せめて「新しき村」に変えた方がよいのでは。

勧進帳

可もなく不可もなく、という印象。弁慶といえば、悪夢の第33回「弁慶走る」という前例があったから、電波な会話がなかっただけでも良かったのかな。「勧進帳」のおおまかなあらすじも今回で分かったし。

安宅の関に入った時の音楽、武蔵坊弁慶松平健)と富樫泰家(石橋蓮司)のやりとり、弁慶が義経の笛を踏みつける、そしてその笛は関に残された、というところは良かったなあ。ただ、関での郎党の大げさな反応(役人にばれるっつーの)、関を出た後の弁慶の泣き方で、良かったところがぶち壊しになってしまった。弁慶が義経を打ち据える時の「ジャン!」ってかかったところなんか、笑っちゃったよ。あと、郎党が出身地にちなんで「○○坊」と名乗ったのが面白かった。


来週は平泉に到着かあ。あと2回しかなくて寂しいな。