読み返す

最近、『義経 (前編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)』と、『大河ドラマ「義経」ができるまで』をちょっと読み返しました。そこで気になったことを抜粋。

 義経の滅びていく過程は短く描き、戦略の天才と呼ばれ、壇ノ浦で平家を滅ぼす絶頂期までの期間を長く描くことにしました。

 今回、頼朝の人間像を構築するにあたり、大胆な設定を採ろうと思っている。

 すなわち、頼朝と義経の間を裂くのは実は北条政子、という設定だ。

 (中略)

  政子は、頼朝の弱点である弟への情愛を敢然と断ち切る鬼のような女となる。切られる弟も切る兄も、涙を流している。以上のような展開を採ろうと思っている。

義経』の何が不満なのって、壇ノ浦から義経の最期までに割く話数があまりに少ないのと、北条政子の人物像がいつの時代のどこの国の設定やねん! というところなんだよね*1。でも、これらを読むとそういう設定は最初から決まってたようなので、今さら色々言っても致し方ないのかな、と思いました。
そういえば、『大河ドラマ「義経」ができるまで』によると、弁慶はいずれ白髪になる予定だったみたいだけど、そのアイディアはなくなっちゃったんでしょうか。

*1:他にもあるのですが