『最後の忠臣蔵』第4回 「死を賭けて」

吉右衛門の裁定をめぐって柳沢吉保、進藤源四郎らの駆け引きが面白かった。こういう腹の探り合いを書かせるとジェームス三木は本当にうまい。それにしても、徳川綱吉徳川家宣・進藤源四郎らの面子がそろったところを見ているとどうしても「八代将軍吉宗」を思い出してしまいます。
「非理法権天」の言葉には考えさせられました。赤穂浪士切腹の裁きは理として、法としては正しくても、天はそれを正しいと取るとは限らないのですね。柳沢は寺坂らにとって悪役ではあるけれど、悪人ではないため、次世代から取り残される姿をみるのは少しつらかったです。