第47回 「再会」

色々な出来事が駆け足で終わってしまい、時間があればもっと面白かったのかもしれないな、と思います。三谷さんも「甲陽鎮撫隊はじっくりやりたい」って言ってたらしいしね…。
でも、こんなときでも伏線回収だけは忘れないのは、実にこのドラマらしいと思います。数ある伏線回収の中で一番印象に残ったのは、前回予告でも流れていた永倉離脱のところかな。この第47回を見る前に「永倉新八、反乱」の回を見ていたんだけれど、あの時も「私は、あなたの家来ではない!」(永倉)「永倉君!」(近藤)って言ってたんだよね。あの時はなんだかんだいって余裕があったし、なによりも、上の永倉の言葉の後に近藤は「いや、私もそう思ったことはない」ってフォローしているから、今まで永倉は踏みとどまれた。でも、今回は敗戦で極限状態に追い込まれた上に、近藤に「これは命令だ!」と先手を取られてしまった。もう永倉は見切るしかないですよね。こうしてみてみると、永倉が容保に直訴した時に近藤がうやむやに丸くおさめなければよかったのかなー、と。まあ、でも命令する人と従う人がいないと甲陽鎮撫隊みたいな軍隊は機能しないから、永倉の言うことは的外れかなーと思うんだけどね。
そして、今回も気になる尾形俊太郎。島田や尾関らが「まだまだやれる!」「局長!」と叫ぶ中、一人クールな尾形君。いきなり熱血しだした斎藤一を尾形目線で見てみるとなかなか笑えますよ、と感動シーンに水をさすようなことを言ってみる。