『最後の忠臣蔵』第1回 「吉良邸乱入」

正直言って忠臣蔵は松の廊下と吉良邸討ち入りぐらいしか知らないのですが、*1個人的に金曜時代劇の枠が好きなので見てみました。

主人公の寺坂吉右衛門上川隆也)。今回は松の廊下から討ち入りまで一気にやったので、彼の見せ場は討ち入りの時ぐらいでしたが、落ち着いた演技をしていてまた来週も見たいと思わされました。あと、「足軽の目から見た忠臣蔵」という設定が面白いですね。瀬尾孫左衛門(香川照之)とのやりとりでも出ていたけど、大石内蔵助にとってのあだ討ちと、吉右衛門や孫左衛門にとってのあだ討ちは意味合いが違う。でもそれぞれの思いが重なってあだ討ちに向かう、というのが面白かった。
それと、大石内蔵助役の北大路欣也がすごく良かった。下っ端の吉右衛門に注がれるやさしい目や、討ち入りのときの何も言わず目と立ち振る舞いだけで指示を出す演技がすばらしかった。この内蔵助様になら付き従っていきたくなります。

全然関係が、演出の重光亨彦氏この本を読んだに違いない。

*1:テレ朝の忠臣蔵はぼちぼち見てるんですけどね