司馬遼太郎『国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉』

国盗り物語(一) (新潮文庫)

国盗り物語(一) (新潮文庫)

今、去年テレ東でやってた『国盗り物語』の録画分を少しずつ消化してて、それと平行しながら小説も読んでます。


というわけで、軽ーく感想。表題どおり今のところ斎藤道三が主役なんだけど、美濃を徐々に徐々に奪い盗っていている状況。自分自身も渦中の中にいて、なんだかわくわくする。
この本の道三は武芸は達者で、教養は深く、軍略家でもあり、権謀術数が何よりも好き、と何でも出来る人物で、よくよく考えると腹の立つ人物だなと思う。でも、そんな彼にむしろ好感すら抱くのは、行動を起こすときはいつも本気だし、気がついたら風のようにどこかへ消えてしまいそうな人からかな。