第2回 「決別の河」

うーん、今やっていることがこれからの展開に向けての前哨戦みたいなもんなので、あんまり感想らしき感想がない。つまらないというわけではなく、むしろ割と楽しんで見ているけどね。一月いっぱいは原作『功名が辻』にない話*1をやるみたいだけど、こういうオリジナルエピソードこそ脚本家の腕の見せ所だよね。これから先うまくいくといいなあ。


読み方

アバンタイトルで、原作を尊重して浅野ゆう子の演じる役名が「おね」ではなく、「寧々」との説明。でも原作を重視するならそれこそ山内の読みを「やまのうち」にしなければいけないはずなので、あんまり説得力ないっすよ……。


話は遡るが−−

まさか今週もこの画面とナレーションが出るとは思わなかったので、吹き出してしまった。もしかして、このセリフを流行らせたいんじゃ…。『利家とまつ』での「私にお任せくださりませ」に続く決めゼリフをいう人は、千代でもなく、一豊でもなく、三宅民夫アナウンサーだったというオチだったりしてね。


藤吉郎と寧々の会話

祝言をあげた後の、木下藤吉郎柄本明)と寧々(浅野ゆう子)のやり取りが切なかったなあ。「子ども60人」は戯言で終わってしまうし、寧々が聞き流した「唐・天竺に攻め入る」は戯言で済まなくなっちゃうんだよね。きっと後の回で、この二人は今回と似て非なる会話をするんだろうなあ。

*1:同じ司馬遼太郎原作『国盗り物語』を基にしたエピソードをやるらしいけど、こっちの原作は未読なので後で読んでみます