第1回 「桶狭間」

大河の公式HPで、久しぶりに主役の顔がまともに載りました。


初回は原作にないオリジナルの話なのでどうなるかヒヤヒヤしましたが、明らかにおかしいエピソードがないのでホッとしました。個人的な見所のひとつ、五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新右衛門(前田吟)のやりとりはこれからもっともっと面白くなるんだろうな、という予感がしたし、市(大地真央)と濃(和久井映見)の会話も伏線めいていて、どうなるか楽しみ。織田信長舘ひろし)はどうしてもゴリラーマンに見えてしまうのですが、山内一豊上川隆也)が「摩利支天の如く」と言っているからには摩利支天なんでしょう、きっと。

以下、少し気になったことを。


ふ、老けてる…

結構年齢高めの人が多いな、と思っていたんだけど、まさか画的にここまでキツいとは…。主役の周辺をベテランで固めたのは重厚さを出すためだと思うんだけど、その分勢いがないので、これで戦に勝てるのだろうか、と見ていてハラハラする。1年間でずっぱりの人もいるし、ロケで体力に負担がかかっていそうなので、役者さんの体調がちょっと心配です。


祖父江新右衛門の年齢

永禄3(1560)年時点で、祖父江新右衛門の年齢はいくつという設定なんだろう。

というのも、原作では祖父江新右衛門は土佐入国まで生存しているから。活動期間が40年と実に長いんだけど、髪になにやら茶褐色めいたものがまざっていたり、柄本藤吉郎と比べても明らかに若作りしていないので、一体いくつなんだろうと気になってしまう。五藤吉兵衛は途中退場するから、今の時点で年をとっていても違和感はないんだけどね。


桶狭間

第1回目で「桶狭間」というビッグイベントを持ってきたんだけど、一豊と桶狭間をとの絡ませ方がちょっと弱かった気がする。千代と一豊の物語を楽しむには信長周辺に少し時間を取りすぎだし、桶狭間を堪能するには一豊は出ない方が…、という感じ。まあ、ささいなことです。