『利家とまつ』を見たその2

前回の続きです。だいぶたまってしまった……。取りあえず1回ずつ簡単に突っ込んでみますか。

  • 第14回 「比叡山の赤ん坊」
    • 村井又兵衛(的場浩司)はあんなに叡山焼き討ちをいやがっていたのに、いざ焼き討ちの命令が下ると自ら進んで戦場に赴くとは。又兵衛に限らず、このドラマの人って葛藤とか趣旨替えとかいう言葉がなさそう。いいなあ。およそ戦国時代らしからぬ能天気さがうらやましい。
  • 第15回 「良之、三方ヶ原に死す」
    • 佐脇良之(竹野内豊)と徳川家康高嶋政宏)の会話の次のシーンで、いきなり羽柴秀吉香川照之)の口から良之の死が知らされるなんて、なんつー唐突さだ。状況を理解するのに5秒かかったよ。
    • たつ(加賀まりこ)の死の方に時間が割かれていたにも関わらず、サブタイトルが「たつ、荒子城に死す」とならなかったので、たつが少しかわいそうでした。
    • いつの間にか市(田中美里)が織田家に戻ってきた。とうとうナレーションですら合戦に触れなくなった記念すべき回でした。
  • 第16回 「おねの子、豪姫」
    • このところまつ(松嶋菜々子)の味噌汁を飲みに前田家を訪れる秀吉。たまにはおね(酒井法子)の味噌汁も飲んでやってください。きっとおねの味噌汁もおいしいよ。
  • 第17回 「利家、大名出世」
    • 逆ギレして出世出来るなんて、前田利家唐沢寿明)は果報者だ。周りも利家に優しいしね。
  • 第18回 「越前府中入城」
    • こんな時代に浮気をしてはいけないそうです。そうですか。まつと一向宗の女との修羅場はもっと見たかったよ。それにしても、織田信長反町隆史)まで「側室置くな」と言うとは。人のことをとやかく言える立場ではないでしょうに。
  • 第19回 「秘密同盟」
    • このドラマの秀吉っていつでも悪ぶっていて、みんなから嫌われていそう。よく子飼いの武将が出来たよ。秀吉の「真の友」であり続ける利家は、そういう意味ではかぶいていると思う。
  • 第20回 「幸の婿どの」
    • 年頃なのに親の手に噛み付く利家の長女・幸(椋木美羽)。ちゃんとしつけてる?
    • 信長の目の前で堂々と夫婦喧嘩をする利家とまつ。にも関わらず二人を咎めない信長。このドラマの信長って本当にお人よしだ。あんな寛大な人がどうして叡山焼き討ちをしたり滅ぼした敵を金の髑髏にするのか、不思議で仕方がない。


まあ、なんだかんだ言いながら、薄ら笑いを浮かべつつ楽しんでみてます。毎回毎回まつがでしゃばるので、『利家とまつ』を見る前に「今日のまつ様はなにをしでかすんだろー♪」と簡単に予想してます。このドラマは、いつもそんな予想の斜め上を行くのですが。という訳で、続きはまた今度(予定)。