第5回 「五条の大橋」

VIVA五条大橋! VIVA五条大橋! げらげら大爆笑してテンションがおかしくなりました。(別の意味で)五条大橋、面白かったよ!

私の笑ったところ

  • とにかくマツケン弁慶のやることなすこと全てが面白い。しかも、遮那王を見るや否や、顔がにやついたよね!
  • 演出・黛りんたろうのお約束:大きな月。
  • 大事な笛を落とした遮那王の「よくも笛を!」のセリフで、何故か「ぶったね! 2度もぶったね! おやじにもぶたれたこと無いのに!」というセリフが頭の中を去来。
  • そこかしこに響く「ジャン! ジャン!」の効果音。
  • 修行の成果を披露! 「忍法・桜隠れの術」
  • というか、この術を極めれば安宅関も一発で通過できるんじゃ…。
  • もしかして、この術を駆使して最終回は北行orモンゴルでチンギス・ハーンというシナリオですか?
  • 弁慶を倒した後、遮那王が何事もなかったかのように放ったセリフ。遮那王は内心「決まったな。俺ってかっこいい!」と思ったに違いない。

見ての通り、ここらへんはあんまり真面目に見てません。今の時代、王道をべたに表現するとかえって拒否反応を起こす方もいるので、「五条大橋」のイベントをどう演出するか、苦労したんだろうな、とは思ったんだけどね。ただ、はっきり言って今回はやりすぎです。

で、肝心の中身なんですが、……「内容がないよう」です。ここ数話から気になっていたんだけど、エピソードはいくつか列挙しても、そのエピソードから時代背景とか人となりなどが全然分からないし、エピソード自体も唐突にふってくるので、エピソードを単につないだだけのドラマにしか見えない。例えば今回なら、「遮那王とうつぼは幼馴染だった」というエピソードがあったけど、はっきりと幼馴染だという描写がこれまでなかったので、いつの間にやら、とびっくり。
後、登場人物の心情がほとんどと見えないので、感情移入しづらい。特に遮那王。今回わかったのは笛を落として悔しがったのと、ピーヒャラと笛を吹きながら静(石原さとみ)のことを思うぐらい。だから、遮那王が何を考えているかさっぱり分からない。平家の方々も思ったほど個性を発揮しないしね。遮那王サイドと平家サイドを両方描こうとするあまり、どっちつかずの描写になっているんじゃないのかなあ。これだけでもいっぱいいっぱいなのに、来週は伊豆サイド登場なので、どうなるか不安です。いっそのこと、思い切って頼朝挙兵まで平家サイドの描写を切っちゃって、遮那王とかうつぼ(上戸彩)・五足(北村有起哉)・お徳(白石加代子)周辺を中心にやったほうがいいんじゃないかなあ。そしたら遮那王の心情描写や忍術使いまくりのアクションも増えるし…ってこんなの喜ぶのは私だけか。

*1:炎立つ』では「源義経(九郎)」と表記

*2:炎立つ』では「弁慶」と表記