第一部 「武士になる!〜試衛館時代編〜」

なにこれ。めちゃくちゃおもしろいじゃん!

と思ったのは、リアルタイムで多摩編を見ていたときにはそんなに楽しんでみていなかったから。いつになく明るい雰囲気の大河ドラマだったので、いったいどうなるんだろう、と不安になったことを覚えています。あの時はまさかこんなにはまるとは思わなかったよ。
サブタイトルが示すとおり、近藤勇の「武士になる」という決意を中心にした構成で非常にうまくまとまっていました。「なるようになります」としか答えられなかった青年が、「何をすればいいのかが分からない」と思い悩み、一通の手紙をきっかけにして浪士組に参加する。そこへ至るまでの過程で、近藤が多くの人たちに出会い、近藤なりに吸収していったんだな、ということがよく分かりました。
あと、前半はやっぱりロケが多いね。大河では前半は無意味にロケが多く後半になればなるほどしょぼくなる、というのが大河の伝統らしいので、私は「まあこんなもんか」と思ってたけど。「ロケが少ない」の声が多かったのは、思うに戦闘シーンのロケがほぼなかったからじゃないでしょうか。第1回の冒頭はもはやパラレルワールドだしね…。