登場人物の整理その1
今回は主人公である源義経から。一気に書けないのでちょこちょこ更新しますが、彼についてのことはこの日付にまとめておきます。範囲は第10話までです。誤字・間違い等があればばしばし突っ込んでください。
尚、今回の記事について参考させていただいたサイト・ブログさんはこの日付の最後に列挙します。
キーワード=<<父>>探し?
鞍馬行きまで
- 1159年に生まれる。
- 生まれてすぐに平治の乱が勃発。父・義朝は討たれる。
- 「源氏の頭領としての父・義朝の名は昔語りを耳にいたしましたが、父の姿形は存じません。一体どのようなお人であったか、幼いころよりずっと…」*1
- 母・常盤は平家側に出頭。常盤と牛若ら子の命は助けられ、牛若は常盤と共に洛中に住まうことを許される。
- 物心ついたころから、平盛国邸に出かけては平清盛の子らと遊ぶ。また、清盛を父と思うようになる。
- ある日、清盛は宋人の前で屏風を披露する。しかし、その屏風には牛若によるいたずら書きがあった。清盛はいたずら書きに加筆し、牛若に対し、「福原に泊まりを作り、異国との交わりをさかんにしたい」と夢を語る。
- しかし、平家の中には清盛と牛若の間柄を快く思わないものがいた。そこで、清盛は常盤を一条長成に嫁がせ、牛若もまた一条邸に預けさせた。
- 牛若は常盤に本当の父のことをたずねると、常盤から「既に…この世のお方ではない」と告げられる。また、「これからは長成様を父とも思い、平家の方々との交流を禁ずる」と命じられる。
- 牛若は納得いかず、盛国邸へ向かうも、門前払いをされる。
――――→<<父>>・清盛との別れ
- 牛若はたびたび都で五足らと遊ぶ。そんな牛若は平家側から危険視される。
- 清盛は牛若を即刻仏門に入れるよう命じる。
- 牛若は常盤から笛を渡され、鞍馬寺に入る。
- 常盤:「こんにちただいまより、母は亡きものと心得よ」
――――→母・常盤との別れ
鞍馬寺時代
- 牛若は鞍馬寺から脱走を図るが、覚日律師に鞍馬で生きるよう諭される。また、覚日律師から「遮那王」という名を授かる。
- 遮那王は寺を出て五足らと再会する。また、お徳・朱雀の翁と初めて出会う。
- お徳:「あなたには、人を引きつける何かがおありの様やから。」
- 鞍馬寺に来た新宮十郎義盛から、自分は源氏の御曹司であり、清盛は源氏の憎き敵だと告げられる。驚いた遮那王は外へ飛び出し、滝へ飛び込む。
〜〜〜〜〜〜〜〜月日が流れる〜〜〜〜〜〜〜〜
- 遮那王は凛々しく成長したが、いまだ出家せず、また己は一体何者かということに思い悩み、遮二無二修行に励む。
- 遮那王は都に出て、父・母・清盛のことについて吉次に尋ねるが、吉次は言葉を濁す。
- 遮那王は何かに気持ちを向けるため、「武道の師匠」鬼一法眼に弟子入りをする。短い間に、武道や兵法書を会得する。
- 遮那王は都に赴き、お徳から母や清盛のことを尋ねる。お徳は義経に、「(清盛は)敵でもあるけど、命の恩人でもある」と語る。遮那王は心を乱す。
- その帰り道、五条大橋で武蔵坊弁慶と戦い、勝つ。しかし、懐にあった、母との絆の象徴である笛を落としてしまう。
- 都に降り、見張りの武士に追われる遮那王は、白拍子・静と出会う。
- 静は遮那王に自分の笛を貸す。
- 遮那王は、鞍馬寺で静のことを思い浮かべながら笛を吹く。
- たびたび都を徘徊する遮那王を、平家側は捕らえようとする。しかし、遮那王は襲いかかってくる男たちを撃退する。
- 遮那王は、襲った側の男(喜三太)から、「平家はあんたを亡き者にしようとしている」と告げられ、愕然とする。
- 遮那王は吉次に、都を去って平泉に行くよう、提案される。また、初めて兄・頼朝の存在を知る。
- 己の進むべき道が見えず、清盛を恨みに思えない遮那王。お徳の家を訪ね、清盛に会わせるよう頼むが、お徳から断られる。
- お徳は、平家は大きくなりすぎて清盛一人の判断だけではすまなくなったことを遮那王に語る。
- 鞍馬寺に戻った遮那王は、覚日律師に仏門には入らないことを告げる。
- 遮那王:「例えば、親兄弟が別れて暮らす事の無いような世の中、その様な新しき国になるのを見極めたいと私は…。その為には、僧にはならず、俗世に居る方が良いのではと」
- 福原へ向かう平家の牛車を見て、遮那王は福原行きを決意。吉次と共に福原に向かう。
- 福原で、遮那王は吉次に平泉のことを尋ねる。
- 遮那王たちの目の前に、一艘の船に乗った清盛が現れる。慌てて遮那王は歩を進めるが、警護の兵卒に見咎められる。
- 遮那王は、奥州の地で夢を見ることを決意する。
- 遮那王は、吉次・覚日律師・お徳に奥州行きを告げる。
- お徳が手はずを整えた蓮華王院で、遮那王は清盛と再会する。遮那王は、他のところで夢の都を見つけると告げる。また、清盛から、「わしは平家、そなたは源氏。」という現実を突きつけられる。
- 「物心がつくまで、そのお方は父上だと思っておりました。そのお方も大きく、大きな夢をお持ちでございました。争いのない、富める国を作ろうという夢、異国との往来に賭ける夢…」*2
――――→<<父>>・清盛との二度目の別れ
――――→母・常盤との二度目の別れ
奥州行き
- 道中、喜三太・弁慶を家来として加える。
- 尾張で熊坂長範率いる盗賊に襲われる。遮那王はここで生まれて初めて人を斬る。
- 遮那王は盗賊に勝ち、一味の命を助ける。
- 初めて人を斬ったことに思い悩む遮那王。弁慶は、遮那王に対し「父君の形見であるお刀を腰にさされたときから、このような殺生を覚悟せねばならぬ定めでござった」と励ます。
- 義朝最期の地で遮那王は烏帽子親を立てずに元服し、"九郎義経"と名乗る。
- 駿河に到着した一行は、駿河次郎の船を目指して奥州へ向かう。
- 伊豆の方角を見ながら、遮那王は兄・頼朝のことを思う。
- 船の中から、上の盗賊団の一味であり、義経の仲間に入りたがっていた伊勢三郎が発見される。義経は共を許す。
- 駿河次郎も、義経のことを只者ではないと思い、奥州まで一行とともにする。
雑感【4月10日午前現在】
今回の源義経の設定は「悩める主人公」ということですが、当初はなかなか受け付けることが出来ませんでした。理由として、
こんな感じかな。というかせっかく整理したのに訳が分からなくなったところもあったりするのですが…。まあでも、主人公は最終回まで出ているので、これからドラマの中でどのように変化するか、楽しんで見てみたいと思います。
ただ、ドラマ上でも義経と清盛の絆を強調していることと、公式サイトでも「牛若丸は清盛が愛してやまなかった平家一門を滅ぼす義経となる」と書かれているので、なぜ義経が平家一門を討つに至ったのか、第14回の放送で納得できるように書かれているといいですね。逆に言うと、この部分が弱いと「義経と清盛が父子のような絆を持っていた」という設定が、ただ単に多くの人に見てもらいたいがための珍奇な設定に成り下がってしまうと思います。
お世話になったサイト様
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