司馬遼太郎『国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉』

国盗り物語(一) (新潮文庫)

国盗り物語(一) (新潮文庫)

今、去年テレ東でやってた『国盗り物語』の録画分を少しずつ消化してて、それと平行しながら小説も読んでます。


というわけで、軽ーく感想。表題どおり今のところ斎藤道三が主役なんだけど、美濃を徐々に徐々に奪い盗っていている状況。自分自身も渦中の中にいて、なんだかわくわくする。
この本の道三は武芸は達者で、教養は深く、軍略家でもあり、権謀術数が何よりも好き、と何でも出来る人物で、よくよく考えると腹の立つ人物だなと思う。でも、そんな彼にむしろ好感すら抱くのは、行動を起こすときはいつも本気だし、気がついたら風のようにどこかへ消えてしまいそうな人からかな。

第2回 「決別の河」

うーん、今やっていることがこれからの展開に向けての前哨戦みたいなもんなので、あんまり感想らしき感想がない。つまらないというわけではなく、むしろ割と楽しんで見ているけどね。一月いっぱいは原作『功名が辻』にない話*1をやるみたいだけど、こういうオリジナルエピソードこそ脚本家の腕の見せ所だよね。これから先うまくいくといいなあ。


読み方

アバンタイトルで、原作を尊重して浅野ゆう子の演じる役名が「おね」ではなく、「寧々」との説明。でも原作を重視するならそれこそ山内の読みを「やまのうち」にしなければいけないはずなので、あんまり説得力ないっすよ……。


話は遡るが−−

まさか今週もこの画面とナレーションが出るとは思わなかったので、吹き出してしまった。もしかして、このセリフを流行らせたいんじゃ…。『利家とまつ』での「私にお任せくださりませ」に続く決めゼリフをいう人は、千代でもなく、一豊でもなく、三宅民夫アナウンサーだったというオチだったりしてね。


藤吉郎と寧々の会話

祝言をあげた後の、木下藤吉郎柄本明)と寧々(浅野ゆう子)のやり取りが切なかったなあ。「子ども60人」は戯言で終わってしまうし、寧々が聞き流した「唐・天竺に攻め入る」は戯言で済まなくなっちゃうんだよね。きっと後の回で、この二人は今回と似て非なる会話をするんだろうなあ。

*1:同じ司馬遼太郎原作『国盗り物語』を基にしたエピソードをやるらしいけど、こっちの原作は未読なので後で読んでみます

里見八犬伝

これって時代劇なのかな。いっか、このカテゴリーで。


細かいつくりは気にせず、気楽に見れる雰囲気のドラマだったので、それにのっかって楽しむことが出来ました。「お正月だし、パーっと明るくいこう!」ってノリも、自分と相性がよかった。衣装とか風景がどう考えてもニセ中華風だったけど、それがいい! とすら思ってしまった。ダメ(笑)?

タッキーの役は『義経』に引き続き、強くて純粋なヒーロー。もうタッキーといえばこういう役しか思い浮かばなくなってしまった。というか、現代劇のタッキーが想像つかない。彼の次のお仕事はどうなるのか、ちょっと気になります。

CSで流れる大河ドラマ

なんかもう録画してばっかりでロクに見てないんだけどね。まあいいか。取りあえずメモ。


元禄繚乱

去年の12月から時代劇専門チャンネルで放送されてて、一応とってる。ショーケン綱吉が楽しみ。録画チェックしてみたら昨日放送分は回想シーンばっかりみたいで、『義経』の悪夢再び!*1 にならないか心配。


翔ぶが如く

1月1日からホームドラマチャンネルで放送。自分が使ってるCATVにようやくホームドラマチャンネルが入ったんだけど、残念ながら私の地域にホームドラマチャンネルが来るのはもう少し先になりそう。一番最初に見た大河ドラマなので、早くホームドラマチャンネルが来て欲しい。


山河燃ゆ

1月14日から、ファミリー劇場で放送予定。春の波濤』『いのち』とならぶ近代三部作だそうですが、どんな感じなんでしょうか。番宣見る限りだと、自分の好みに合っているかもしれない。ただ、ファミリー劇場って『太平記』のように「不適切な表現」をカットする傾向にあるので、それが怖いなあ。


春日局

2月14日から時代劇専門チャンネルで放送予定。正直惹かれる要素がない。うーむ……。

*1:元禄繚乱』のほうが先に放送されましたが